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2005年09月22日

ヒューマングラフ 2000 冬の号
トップインタビュー この人と30分 いま、心の時代

>>検査をしてから治療へ――プライマリーケア(一次医療)の大切さ
カイロプラクティックの卓越した技法により、「頭蓋」を触ることによって椎間板ヘルニアの他、様々な症状の原因を正していくという、画期的な施術があることをご存じだろうか?
アメリカでは学術的にもメジャーな方法だが、それに独自の治療経験を加味し、研究を重ねる『ノアザンカイロプラクティック リサーチセンター』の前田隆人院長に、女優のマッハ文朱さんがインタビュー。
なんと、驚くようなお話をうかがう事ができたのである。

頭蓋縫合の調節で、(自然治癒力)イネートインテリジェンスを引き出す

マッハ
私も健康のことには人一倍関心があって、カイロプラクティックの治療も受けたことがあるのですが、西洋の技術と東洋の技術が互いに生かしあえるもの、というのが理想かなと思っているのです。こちらはレントゲンもちゃんと見ていただけるのですね。
前田
本格的な治療の場合、アバウトな情報だけではダメですからね。他にMRIなども必要なことがあります。
マッハ
院長の治療に対する姿勢がわかるような気がします。一番メインになっている治療方法は?
前田 
病理的に問題がなければ、骨の構造からアプローチしていくので、それをここできちんと矯正していきます。
マッハ 
何といっても体の一番の要ですからね。カイロというのは、アメリカから来たものだそうですね。
前田 
戦後、西洋医学、つまり対症療法が発達してきましたが、一方でその限界と言うか、個人個人が病気になる以前に気をつけることが大切だという考え方も同時に発展してきました。
例えば、成人病が生活習慣病という風に改められましたよね。
これには深い意味があるんですが、今までのように、病気になってから処置をするということではなく、病気になる前に何らかの予防をしましょうということで、アメリカではオルタネイティブメディスン(代替医療)が重視されているんです。
マッハ 
普段からきちんと定期的に検査や処置をしていくと、大病にはなりにくいですね。
前田 
そうですね。治療の期間も短期間ですみます。
人は、全てイネートインテリジェンス(自然治癒力)を持っています。体の不調はアラームであり、警告を脳に伝えているわけです。
最初の警告を無視せずに早急に処置を施すことが重要であり、イネートインテリジェンスを最大に引き出すことができると思います。私の場合はカイロプラクティックを基礎に背骨、頭蓋の縫合、TMJ(顎関節)といったような構造に対してアプローチをしていきます。
頭蓋縫合あるいはTMJ(顎関節)は非常に重要で背骨以上に体全体に影響を与えているんです。
マッハ 
そうなんですか。背骨だけではなくそんなところも関係してるんですね。気をつけないと怖いですね。では、それをできるだけいい方向に戻して、人間が本来持っている治癒力を引き出してあげる、ということですね。
前田 
そうですね。
マッハ 
こちらは、どういった患者さんが多いですか?
前田 
多いのは椎間板ヘルニアとか腰の関連で来られる患者さんですね。
椎間板ヘルニアというのは、それを挟んでいる椎体一つひとつの部分にプレッシャーがかかって飛び出してくるので大変な痛みを伴う場合があります。重力の問題でもありまして(模型で示しながら)、上からの重力のかかり具合によっていろんな部分に異常が出てくるのです。腰痛で悩んでいる人の
ほとんどの場合、腰の反りがなくなってきているんですよ。反り過ぎもよくないのですがね。
マッハ 
えっ!反りすぎなんですよ、私。ぜひ院長に診ていただきたいです。
前田 
どうぞ、治療台の方へ。

>>椎間板ヘルニアの患者


前田 
………マッハさん、大分腰に負担がかかってますね。反り過ぎると、重力ラインが変わってくるんです。そのために、腰椎や骨盤のレベルでかなり負担がかかってきますからね。
マッハ 
姿勢が良すぎても悪くても良くないということですか?
前田 
良すぎるというか、伸びているから良いというものではないんですよ。重力に耐えらるように正していかないといけない。前腕がきつかったり、逆に伸びすぎていたりすると重力の法則に沿わないから身体に負担がかかります。姿勢をチェックしていって、よくないところを正しくしていくことが大切ですね。
マッハ
なるほど。しかし院長の場合、とてもわかりやすく説明してくださるので、今こうしてお話を聞いているだけでも「そうか、治るんだ!」という気持ちになります(笑)。それがもう、半分治療になっているんでしょうね。陰では相当勉強なさっている方だと思いますけれど
前田 
治療法方もどんどん進歩していますから、人には負けたくない。また、少しでも患者さんを助けてあげれればと、その一心でやっています。色々なトラブルを抱えた患者さんがおられますからね。先日も椎間板ヘルニアの患者さんが駆け込んでこられて、「手術をするしかないらしいが切りたくない」とおっしゃるんです。それではとりあえず3日間来てください、と。
マッハ
3日間ですか?
前田
椎間板ヘルニアの場合、生理的な退行変性に伴うディスク(椎間板)自身の器質的問題と、それを挟んでいる椎体(脊椎)のアライメントの不整列によって生じる内圧上昇が問題になる場合とがあると思います。後者の場合、頭蓋のあるポイントにアプローチすることで内圧を下げることが可能で、平均3日くらいで症状は安定します。その後ステップをふんで、構造へのアプローチ、いわゆるここからが、今後の予防も治療に変わっていきます。
マッハ
頭蓋骨で!?それはすごいことですね。その治療方法を始められたのは、何かきっかけがあったのですか。
前田
どうしてこういう病気が出るのだろうかと、自分で試行錯誤しながらやっていた時期に、あるとても症状の重い患者さんが二人に抱えられて来られたんですね。テーピングくらいしかすることがなくてどうしようか、と思っていたときに、フッと以前学んだカイロプラクティックのテクニックの中で、クラニアルテクニックを思い出し、頭蓋にアプローチしたんです。
マッハ 
それで、いかがだったのですか?

 

前田
見事に立ち上がることができました。
マッハ 
ええっ!?何か不思議な力というか……。
前田 
そのことが、クラニアルに入って行くキッカケだったんです。これほど確実に即効的に結果を見せてくれテクニックはないと思っています。アメリカでは、もう体系づけられた学問なんです。これからも自分自身の体験などを通してもっともっと研究していきたいと思っています。
マッハ 
今後も痛みに苦しむ患者さんのためにご尽力ください。今日はとても勉強になりました。

投稿者 nmsc : 17:15 | コメント (0)